2009年07月20日

春日の「ケチ」に自分の姿をみる


「オードリー」にここんとこずっとハマリ中です。
ネタもおもしろいし、ネタでない部分もおもしろい。
春日はこどもたちに大人気だそうですが、分かる気がしますねえ。
こどもに人気が出る人って、ただキャラクターが強烈なだけでなく、根のところに人柄の良さがないと無理だと思うのです。
若林が「春日が人の悪口を言ってるのを聞いたことがない」とよく言ってますが、いかにもそんな人柄が伝わってきます。
ちなみに春日の横で影が薄いといわれている若林もすごいなあと思いながら見てます。なんといっても「春日」を作り出したのは彼なんですし。動物が苦手で、「動物奇想天外」で気絶しそうになりながら動物の相手してる若林くんは可哀想で十分おもしろいです。(春日は動物大好きです。楽しそうに動物と触れ合ってる春日も高感度大です。)
二人そろっての「オードリー」が好きです。

ところで必ず出てくる春日の話題に「節約ネタ」がありますが、あの精神性は正直かなり自分に通じるものがあります。ディフォルトの状態の自分はあれに近いです。
ティッシュを一枚普通に使うことにものすごく抵抗があります。
ファーストフードについてくるペーパーナプキンは使いませんし(ハンカチ持ってればいらない)、使わない分は捨てずに持って帰ってきます(そして大量に溜まってます)。
食べ物も残せません。
本を捨てられません。服も捨てられません。
買った弁当などに付いてきて使わなかったソースや七味なども捨てずに取っておいて料理に使いまわします。
牛乳パックやペットボトルをゴミに出すなんて罰当たりに思えてできません。
職場や他人の家で洗い物をするときに、水道水をざーざー出されると心が痛みます。

「かじる脛」のない家庭に生まれて学生自体も奨学金とバイトで生計を立て、今も奨学金を返済し続けているような状況ですから、もともと贅沢ができない星の元に生まれたこともあるのですが、そうは言っても同じ家庭で育った兄弟は私から見ると怖いような金銭感覚を持ってます。自分のケチは生まれつきだなあと思います。

普通家計簿をつける目的は「節約」のためでしょうか。
私の目的は逆です。「いくら使っていいか」を知るためにつけてます。

社会保障制度は年々崩壊し、将来いくら年金をもらえるかもわかりません。
またいつどんな病気や怪我で働けなくなるかもしれません。
老後寝たきりになるかもしれません。
そうでなくても老後の生活費も自分でためなければなりません。

だから貯金をしましょう、といいます。
無駄な出費を省いて、将来のために、万一の場合のために少しでも多く貯金をしましょう、となります。

でもじゃあいくら貯めれば安心なのでしょうか。

たぶんいくら貯めても「安心」はできないと思います。

犯罪や災害に巻き込まれて財産を失うかもしれません。
戦争が始まるかもしれません。
温暖化や地震や火山噴火で住む地がなくなるかもしれません。

なにより「老後」まで生きているかどうかも分かりません。
「今」の生活を押さえ込んでまで節約して、「老後」に入ってさあ贅沢しましょうと思った矢先にあっけなく亡くなってしまった方の話を聞きました。
その人は納得して亡くなったのでしょうか。後悔しながらでしょうか。

「エコ=節約」は悪いことではありません。地球のために出来る節約はしたいと思います。でも地球のため、自然のためになる究極の「エコ」は、この世から人類がいなくなることですよね。もしくは全ての「文明」を失うことです。
でも人類の進化も自然の過程の一つです。生まれてきた自分も自然の一部です。自分がここで死んでしまえば人ひとり分空気もきれいになるでしょうが、生まれてきてしまった以上、文明の中でそのルールに従って生きることも「自然」の流れの一部でないかと思います。

私の生涯型家計簿は、そんな諸々の気持ちに折り合いをつけるためのものです。

対処できる不安と対処できない不安を整理し、対処できる不安に対応できるだけの準備をする。
そして今使っていい生活費を正しく認識して、後で後悔するほどの倹約には走らない。

放っておくとどんどん自分がケチに走ってしまうので、「これだけは使っても大丈夫なんだよ」と自分に言い聞かせるための家計簿です。

また昔は漠然とした将来の不安に押しつぶされそうになっていた時期もありましたが、家計簿で将来の見通しを立てることで、最近はずいぶんそういった不安が割り切れるようになりました。

でも実は最近また「節約」志向に偏向しています。
グルメや趣味など今楽しめばいいことも、「引っ越したら思う存分楽しむぞ」の気分になってしまい、今の生活費は今年の予算の7割程度に収まってしまってます(最低限の食費と光熱費ぐらい)。
これで引越し前に死んだら後悔しそうなので、意識して今を楽しむよう心がけたいと思います。
posted by さば at 11:57| Comment(2) | TrackBack(0) | マネープラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

連休の中日に賃貸の部屋で思うこと。

正月以来今年初めての3連休です。ここ数ヶ月ほとんど休みが取れず、土日も12時間労働だったせいで昼間も意識がもうろうとした状態でしたが、やっと普通に日常生活ができるくらいに体力が回復してきました。
とはいえまだ出歩くまでは気力が追いつきません。この3日ヒキコモリでおうちパワーを充電予定ですが、気持ちは既に新しい住まいでの暮らしに飛んでいます。早くもっと広いキッチンで、周囲にぶつかることを気にせず気持ちよく料理などしたいものです。

さてもしマンションを買うことにためらいがあったとすれば、一番大きな不安はやはり職に関することだったでしょうか。

 いわゆる「手に職」があるので、贅沢を言わなければ食いっぱぐれはないだろうとは思うのですが、定住してしまえば転職の場所も限られてしまいます。
今までは大げさに言うと、日本全国どこでも行きますよ、という転職の仕方をしてましたので。

ただ将来どうなるか分からないからずっと賃貸でいくのか、と考えたときに、それでは自分の人生のためには本末転倒ではないか、とふと思ったのです。
働くために生きるのか、生きるために働くのか、というなら、やはり生きるために働くのが本当だと思います。
(仕事に充実感を持って取り組めるかどうかとは別問題です)
私にとって生きることの楽しみは、好きな空間の中で好きなものに囲まれて暮らすことです。
その楽しみのために働いているはずなのに、転職のリスクを考えて賃貸暮らしをつづけていたら、一生人生の楽しみの部分を享受できないではないか、と気がついたのですね。

それともう一つ、昔働きすぎで身体を壊してしまったことがあり、その時はもう一生健康な身体に戻れないのかも、と思ったことがありました。
職場が押し付ける一方的な「責任感」に振り回されすぎて、廃人になるまで働いても、職場は「自己管理できないお前が悪い」の言葉で片付けるだけ、そして家族は悲しむだけです。
だから自分の身体を壊すような働き方になるのであれば、私はそんな「責任感」よりは自分の「健康」を優先する、というポリシーの元に働こうと決意したのですが・・
どうも今の職場はその「自己責任論」を振りかざすタイプの職場なのですね。
なのでマンションを買ってしまって、万一自分の命にかかわるかも、と思っても仕事を辞められない、という状態になるのが怖いなあとは思っていました。

でもだからマンションを買わないで、賃貸でいればすぐ辞められるから安心か、といえば・・
結局そう気軽に辞められないのは同じなのですね。

収入がなくなれば賃貸だって出て行かなきゃならなくなるかもしれない。
いやむしろ、ローンであれば、支払を遅らせる、金額を下げるなど交渉の余地もありますが、賃貸では払えなければすぐ「出て行け」です。
もっと安い部屋を探して移るったって、無職で部屋貸してくれるところがあるんでしょうか。
またより実際的な問題として、賃貸の場合、たいていは「保証人」を要求されるのですが、親も定年退職してしまった後で、いつまで「保証人」を確保しながら賃貸生活を続けられるのだろうという問題もあります。

そう思うと、むしろ賃貸よりも購入の方が、生きることの自由度が広がるのではないかという気がしてきました。
日本中で転職活動はできませんが、周囲を見渡せば、みなさんちゃんと近辺で転職先を見つけているのですから。

それにしてもやっと楽になるかな、思ったところで同僚が過労から入院してしまい、まだしばらくは激務が続きそうです。
倒れてからでは遅いとはいえ、倒れる手前で自覚するってのも難しそうです。
世間では晩婚化がどうの、少子化がどうのといいますが、8時間労働が「本当に」守られるだけですっかり改善されると思うのですけどねえ。

posted by さば at 16:50| Comment(2) | TrackBack(0) | マンション購入の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

マンション契約までの道のり 第2日目(後半)

日本人というのは住まいに求める条件として、特別「南向き」思考が強いのだそうです。
欧米では家の材質や構造上もともと大きな窓を造る文化がないとか、家具の日焼けを嫌うとか、淡い瞳の色のせいで日本人より暗い光を好むから、とかいろいろ理由はあるようです。
ネットでいろいろ読んでいても、「方角」の条件を捨てるだけで選択の幅は大きくひろがりますよ、という意見は結構ありますね。
昔自分が6年間住んでいたアパートは西北向きで、夏の日の入りに10分程度、壁の一部に日が当るだけの部屋でした。
でも思い返すとけっこう快適に住んでいたんですよね。
実際自分のことだけ考えたら、別に南向きである必要性はないのです。
一人暮らしで昼間は仕事してますから家にはいないし、洗濯物も必然的に室内干しです。
家に日差しが入る、といったって、日焼けはしたくないですから日の当らないところにいるでしょうし。
夏になれば高度が高くなりますから、南向きだって室内には昼間の日光はほとんど入らないでしょう。

ではなぜ南向きにこだわるかといいますと。

1.ガーデニングがしたい。

花を愛でるというようなガーリーな趣味ではなく、食うためのハーブを育てるのが好きです。今の賃貸でも、ローズマリー、タイム、セージ、バジル、山椒などは育っております。ただスペース的にはもう限界です。あとルッコラ、紫蘇、ネギ、コリアンダーも育てたいなあ。
なので植物が育つだけの日差しは確保できなければ困ります。

2.ペットのために。

マンションを買う理由の一つは猫を飼いたかったからです。
ワンコであれば室内飼いでも散歩にいくでしょうから日光浴もできますが、猫を室内飼いして日当たりが悪ければ、やはり猫の健康に問題がでてくるでしょう。

3.寝起きが悪い。

これは南向きよりも実は強いこだわりがあるのですが、「寝室に朝日が入る部屋」ということがはずせない条件です。
物心ついてより、いまだかつて一度として「気持ちのいい目覚め」というのを体験したことがない、チヨー寝起きの悪い人間です。
睡眠時間もいろいろ試してみたり、アロマや灯りの調整など寝る前の儀式もいろいろ試してみましたが、3×年間まったく効果なしです。
ただそれでもなんとか遅刻せず仕事に行けるのは、朝日が入る部屋に住んでいるからだと思うのです。
北向きの部屋に住んでいたときは、学生だったからでもありますが、20時間とか連続で寝てるときもありましたし・・

で、(ここまで前置きが長くてすみません)

理想的だった東南向きの2LDKの抽選にはずれた私は、うつろな気分のままモデルルームから帰路に着きました。
そのまま家に帰ったかというとそうではなく、なぜだかふらふらと行きつけの喫茶店へと向かってしまったのです。
そこは昔から通っていた顔なじみの喫茶店で、雑談はするのですがプライベートな話などは全くしたことがありません。
ですがその日はさすがにがっくり来ていたこともあり、またたまたま他のお客さんがいなかったこともあり、思わず「今マンションの抽選に外れてきたんですよ・・」とママに話しかけてしまいました。
えっという顔をしたママさんでしたが、さすがに長年いろいろな客の話を聞いてきた方です。うんうんと私の話を一生懸命聞いてくだざいます。
そして東北向きの物件を勧められたがガーデニングでできないので・・という話になったとき、ママさんがちょっと小首をかしげてこうおっしゃったのです。

「うちに来るお客さんで園芸家の方から聞いたんですけど、植物は一日に2時間日が当ればちゃんと育つんだそうですよ」

「人生を変えた一言」というものがあるなら、まさにこれが私の人生を変えた一言だといえる気がします。

その言葉を聞いた途端、「そうか・・!」と頭の中で何かが切り替わった気分でした。
その事実自体は、家を購入するという大きな決断の中では小さな情報かもしれません。でも自分にとっては、何か大きなタガがハズレた感じといったらいいのでしょうか、自分で決めていた様々な縛りも、意外と簡単に外せるものが多いのではないか、と気がつくきっかけになったのだと思います。

さらにその日はもう一つ、不思議なきっかけがありました。

頭の中に[E:flair]がひらめいた状態で、なかば心は宙に浮かんだままもぐもぐとランチを食べ始めたところに、一人の初老のお客さんがやってきたのです。
いかにも「社長」というイメージの「こわもて」「貫禄のある」方です。

するとママさんが、常連らしいそのお客さんにこう話をかけ始めました。
「最近いかがですか?この辺りも建設ラッシュですよねえ」
するとお客さんはそうだねえ、と、でも競争激しいからねえ、××建設も認可が降りなくて建設計画が頓挫したらしいし、○○不動産も売れなくって困ってみたいだって聞くねえ、などと話が進んでいくのです。
たまたま入ってきたお客さんは、近隣の不動産業(か建設業)の方だったのです。
ママさんは私が見てきたマンションの話を持ち出しました。
「駅前にもなんだかすごい高層マンションが建つみたいですね」
と、こわもての社長さんはこうおっしゃいました。
「ああ△△だろ。さすがにやり手だね、いい仕事するよなあ」

無関係を装いつつ耳をそばだてて聞いていた私でしたが、その言葉を聞いて思わずその社長さんに微妙に微笑みかけてしまいました。
(たぶん薄気味悪かったと思いますが・・)

やっぱり無関係な第三者のひと(で且つ専門家)からいい評価を聞くのは、なにより信憑性が高く感じるものですね。
心の中でママさんに感謝しつつ、家にもどってから改めて勧められた物件の検討を始めました。
携帯で撮ってきた日照図や、地図を見比べたところ、その部屋には午前中に2時間くらいと、夕方2〜3時間くらいの日当たりがあるようでした(角部屋なので)
間取りは申し分なし。角部屋になることで、明るさや通気はむしろよくなります。キッチンも抽選にはずれた部屋よりむしろ広いぐらいです。
そして夕方まで熟考した末、約束の時間の10分前に営業担当に電話を掛けると、とうとう「購入します」と伝えたのでした。

posted by さば at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンション購入体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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