2009年06月23日

理想と現実の狭間で。

昔からおうち大好き人間でしたので、うっすらとですが将来こーゆー家に住みたいなあ〜という理想はありました。
それは「一階にキッチンや水まわりと吹き抜けのリビング、二階に寝室(とゲストルーム)」という、こじんまりとした家です。あと螺旋階段があったら完璧です。
ちょっとリッチなメゾネット型マンションにはわりとある造りではないかと思いますし、一戸建てでもできない家ではないとは思います。
ただこんなメゾネットマンションが地方都市で建つことはほぼないだろうと、かなり初期段階でそれは諦めました。一戸建てについては、引越を検討しはじめた頃に、中古の一戸建てをリフォームか、土地を買って新築、ということはかなり本気で検討しました。
ただ考えれば考えるほど、一戸建ては自分には合わないという気持ちが強くなるばかりでした。
以下検討事項です。

1)防犯
マンションの高層階だって100%安全とはもちろんいえませんが、やはり地上の高さでひとり暮らしするのはあまりに無防備すぎて気が抜けません。学生時代は平屋の下宿に住んでましたが、のぞきはでるわ(網戸にへばりついてのぞかれてた)、家宅侵入はあるわ(これは下宿の向かいの部屋でしたが)、よく無事に生き延びたというくらい危険な生活でした。セキュリティを付ければといわれても、単独で付けるコストを考えればセキュリティ付きのマンションの方がやはりお得でしょうし、はなから窓もおちおち開けられない生活をするよりは、少しでも安全度が高く安心感が得られるところに住みたいです。

2)維持管理
体力のあるうちはいいでしょうが、一戸建ての維持管理を一人でするのは特に歳を取ってからは大変だと思います。管理費を払っても、共有部分の清掃や管理を委託できるのはひとり暮らしにはありがたいと思います。

3)町内会等のお付き合い
もちろんマンションにも管理組合があるわけですが、確実にファミリー層の多い町内会のお付き合いのなかで回ってくる当番などをこなすのは、ワークライフバランスの崩れまくっている自分には不可能です。

4)地理的優位
総合的に考えて、同じ資金を出すのであれば、地理的には圧倒的にマンションの方が利便性の高い場所に住めるわけです。街から遠くても一戸建てがよい、というのであれば、またむしろ風光明媚な場所に住みたい、ということであれば一戸建てがいいのでしょうが、自分には通勤や買い物に便利な場所に住むことの方が重要だったようです。

5)土地という無用の財産
不動産購入というと必ず出てくる「資産価値」ですが、これはひとり暮らしの人間にとっては、売却する可能性がある場合にのみ重要な概念ではないでしょうか。
これもいろいろなサイトなど見てますと、資産価値の残らないマンションを買うやつはバカだ、価値の減らない土地付きにしろ、という意見は結構あります。

でもこれどうなんですかね。

ものすごく単純にいって、現金を1000万持ってても税負担はありませんが、1000万の土地を持ってたら、毎年10万円の固定資産税を払わないといけないんですよ。現金なら利息にかかる源泉所得税を払うだけですが。
(固定資産税評価額は一般に時価の7割程度ですから1000万で買える土地は固定資産税も10万程度になる計算です)

建物だって年々評価額は下がるにせよ、資産価値が高いってことは固定資産税だって高くなるんです。売却を現実的な将来計画に入れないなら、資産価値なんてあんまり考えなくてもいいんじゃないかと思うんですけどね。

財産残す家族がいる人はともかく、葬式代だけ残して死にたい生涯マネープランからすれば、土地はむしろ無用の財産と思えます。

 あと一戸建てなら「リバースモーゲージ(土地を担保に市町村が老後の生活費を貸してくれる制度)」が利用できるというのがメリット、というのもいわれますね。
 確かにマンションの取得価額にも共有部分の土地の価額が含まれていて、土地の固定資産税も払わされるにも関わらず、「リバースモーゲージ」は使えないというデメリットはあります。(たいていの市町村は一戸建て限定です)
 でもそれを目当てにマンションをやめて一戸建てにする、というなら、その分最初から現金で貯蓄しておいた方がずっと効率的でいいと思うのです。土地の価値の分全部貸してもらえるわけではないのですし。

などと様々な点を勘案した結果、自分には一戸建ては向かない、という結論に達したのでした。
posted by さば at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マンション購入の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。