2009年07月14日

マンション契約までの道のり 第2日目(前半)

昔から勝負事はからっきしです。
くじに当ったこともなく、じゃんけんでは98%ぐらいの確率で負けます。
トイレ掃除の当番を決めるとき、クラスの女子全員でじゃんけんしていきなり自分一人負けたこともありました・・
(今思い返すと、じゃんけんの一回目は必ずチョキを出すという不文律があったのですね、あの頃。馬鹿はパーを最初に出す、みたいに言われてたせいで・・)

私が申し込んだ部屋は中層階の南東向き2LDKでしたが、ここは百数十戸ある中でも最も抽選倍率の高い部屋になりました。
以前にも書きましたように、まだまだシングルがマンションを買うなどということが社会的に認知されていない地方都市において、そもそも2LDK程度の広さで南向きの物件というのがまず出てこないわけです。
人気の方角にはより広く、ハイグレードな間取りを持ってくるのがやはり一般的でしょう。
それが何でまたこんな出物があったかというと、このタワマンの南側、びっくりするほど近い距離に、普通の高さのマンションが建っていたためです。
 なので低層階ではほとんど陽が入らない上に、向かいのマンションと互いに視線を気にし合うような配置になってしまい、結局同じ間取りの2LDKで、ちゃんと陽があたる部屋は、向かいのマンションより高い階に、3戸しかなかったのですね。
そして「友の会会員向け先行販売」においては、さらにそのうちの一部屋しか売りに出されなかったため、その部屋だけ飛びぬけて高い抽選倍率になってしまったのです。

ちなみにこのタワーマンションの売れ行きを見ていたところ、小ぶりな1LDK〜2LDKから売れていき、かなり早い時点でシングル・ディンクス向け物件はなくなっておりました。
まだ完成まで半年以上あるなかで、現在9割近くが売れたようですが、残っているのはやはり広い部屋ばかり。
また近辺で販売中のファミリー向け物件も、どれもかなりの苦戦状態と聞きます。
どう考えてもシングル・ディンクス向けマンションの需要は高いと思うのですが、なんでどのデベロッパーも作ろうとしないんですかね。

さて抽選はモデルルームの見学に行った翌週の土曜日でした。
夕方言われた時間に部屋で待っていると営業担当からの電話が・・
自分のくじ運の悪さから予想はしていたものの、やはり抽選にハズレたという連絡でした。
とはいえこの時はまだあと2部屋あるし・・という気持ちもあり、あまりがっかりもしなかったと思います。
続けて営業担当は思わせぶりにこう言いました。
「明日10時きっかりにモデルルームまで来ることはできますか?そうすれば残りの2部屋をなんとかできるかもしれません・・」
どうゆうことだと思いつつも、とりあえず動かなければ可能性はなくなるわけですから、当然行きますと返事をしました。

そして次の日。
約束の時間にモデルルームに着くと、すでに数人の購入希望者らしき人たちが待っていました。
営業担当のもってまわった言い方に何が起こるのかと思っていましたら、なんのことはない、結局また希望を取って抽選するという話でした。
だったらはっきりそう言えばいいのに、何でぼかしたような言い方をしなきゃいけなかったのか、今でもよく分かりません・・

さて私の条件に合う部屋はあと2つです。営業担当の話では、同じ間取りの希望者が私を合わせて4人ということでした。他の人はもう欲しい部屋を指定済みとのことで、眺望を考えて第2希望だった部屋を私が選べば倍率は3倍、もう片方を選べば2倍、という状態でした。
どっちにしても抽選になるわけです。3倍も2倍も同じのような気もします。
生涯の住まいとなるかもしれない部屋を、その場で5分程度のうちに選らばなければならないという、ある意味人生の中で最も切羽詰った決断を迫られた瞬間でした。
そして選んだのは第3希望の倍率2倍の部屋でした。
少しでも倍率の低いほうをという思いからです。なんとも小心者の決断ですね。

抽選は福引大会などでよくあるガラガラによりました。ガラガラを回すのは例の営業担当でした。
抽選は何部屋かあり、決まった人から抽選会場(ビデオルーム)を出て具体的な契約話のため談話室に移動していきます。
なんとなくうそっぽさのある、でもそれなりにどきどきするような空気の中、いよいよ自分の部屋の番が来ました。
1番の玉と2番の玉、どちらかを選んでくれとのこと。相手はなんと会場に来ておらず、電話参加だといいます。(じゃあ何で私は来ているのか・・?)
選んだ玉ともう一つの玉を営業担当がガラガラに入れ、ぐるんぐるんと回します。ぽとりと玉が飛び出します。息を呑む瞬間・・!

ハズレ・・・il||li _|‾|〇 il||li

自分の営業担当が回したガラガラで、会場にさえ来ていないやつに、2分の1の確率で負けるとは・・・

くじ運の悪さは昔から自覚していたとはいえ、この瞬間は本当に「ぷしゅー」とか音を立てて口からエクトプラズマが出そうに気が抜けました。

言葉も出ないほど気の抜けた状態のまま談話室に連れていかれ、目の前で営業担当がなんどもすみませんすみませんと繰り返しつつ頭を下げます。
私は決して横柄とか人に冷たいほうではないと思いますが、この時はとても「もういいですよ〜あなたのせいじゃないんだから」などといえる気分ではありませんでした。腹が立ってというよりとにかく気が抜けて・・

この物件は結局縁がなかったんだろう、今はまだ買うときではないということなんだろう、と、とりあえずなんとか頭の中で折り合いをつけるべく無駄な努力をしているうちに、営業担当が他の部屋の間取り図を持ってきました。
他に希望に合う物件はないかというのです。
既に間取り図は何度も目を通しており、いまさら他に欲しい部屋もありません。上層階はそもそも予算的に無理です。
「これはどうですか」「西日は嫌いです」
「ではこれは」「対面式キッチンでなければいやです」
とかやっているうちに、ふと改めて目に留まった間取りがありました。
東北向けの2LDK。プランセレクトで1LDKに変更可。対面式キッチンにベランダに出られる勝手口有り。おまけに角部屋。収納の配置も使い勝手がよさそうです。
東北向きということさえなければ、抽選した部屋よりむしろ条件が合うのでは・・とその時改めて気がつきました。
でもでも、ガーデニングもやりたい自分にとって、また一生住むかもしれないということも考えて、やはり日当たりは重要です。
ちょっと考えて見ます、と返事して、私はとぼとぼとモデルルームを後にしたのでした。
posted by さば at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マンション購入体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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